奨学金

Posted Thu, 05/14/2009 - 09:12 by admin

 

TVのニュースで、日本の奨学金についての色々な問題を取り上げていた。

この不景気で奨学金の返納が滞っていたりする問題。日本全国で約2,200億円もあり、大阪の橋下府知事が50億円の未返納の奨学金について、色々な対策を始めるそうだ。

現役の大学生が「1,000万円以上の返済が卒業後に待っている。毎月5万円以上を20年も返済しなければならないのがプレッシャー。」と、そのテレビのインタビューで答えていた。またもう一人は「奨学金を英語に訳すとScholarshipだけど、日本の奨学金システムだとLoanになる」と言い、アメリカと日本の奨学金制度の違いを取り上げていた。

実際、自分も奨学金を得て勉強させてもらった訳だけど、それはScholarship、返済しなくていいものだ。しかし、これがもし卒業後に返済しなければならないとなれば、自分は果たして勉強できただろうかと考えてしまう。

アメリカ等の場合は、資産家や卒業生などで経済が豊かな人達が大学に寄付し、それを奨学金として勉強したい人達へ回すという、好循環があると思う。しかし今の日本のシステムでは、金がないけど勉強がしたいという人達は、結局は自分で「借金」をして勉強をしなければならない。結局、卒業後にそこで得た知識や経験を活かしていい仕事をしたとしても、多くの金額を返済することになり、一向に楽にならない仕組みなのかと思う。結局上にいる誰かが儲けているんだろうと思うが。

もちろん中には「自分の金で勉強し、借りたものを返済するのは当たり前だ。返さなくていいとなれば、勉強したり仕事に対する考えが甘くなる」と考える方もいるだろうが、自分はそうは思わない。実際、返済義務のない奨学金制度では更新は厳しいし、いい成績や実績を残していないと、すぐに減額や取り消しになる。当たり前の事が当たり前の様に行われているから、勉強したい人達にとって良い環境ができ、世界中から色々な人が集まってくるのだと思う。

返済することそのものに反対とは思わないが、全員が全員良い企業に就職できたり、起業して成功する訳ではない。普通の暮らしで1,000万円を住宅以外に返済していくのは、並大抵の事ではないと思う。「勉強させてやっただろう、だからちゃん働いてと返せ」というばかりで、優秀な人材がいつまでもこの国の為に頑張ろうと、果たして思えるだろうか?

新しいアイディアや面白い発想というのは、もっと懐が深い環境で出てくるものだと思う。金がないけど勉強したい、そして可能性がある人達はこの国にももっといるはずだ。そしてその人達がのびのびと勉強できる環境があったとするなら、きっともっと面白い事ができるに違いない。

Comments

2 comments posted
僕も瀬戸君と同意見です。 懐が深い環境で面白い発想が出てく

僕も瀬戸君と同意見です。
懐が深い環境で面白い発想が出てくるってのはもの凄く共感できる。人間は、ある程度の余裕(心や時間)を持ってないと腰の座った作品は出来辛い。
その余裕がお金の苦労で消えてしまう事は非常にもったいない事の様に思います。
僕も日本のシステムがもっと柔軟に懐深くなってくれる事を願います。僕らの世代は、そういう環境作りをして行かないといけないよね。

Posted by Yuichi.K (not verified) on Thu, 05/14/2009 - 15:35
ほんとそうだね、自分たちでこれから変えていかないといけない

ほんとそうだね、自分たちでこれから変えていかないといけないね。
出来ないんじゃなくて、出来るのにやれてないだけだと思うから。

Posted by Ryusuke (not verified) on Fri, 05/15/2009 - 17:39